がん遺伝子パネル検査・保険適用拡大

2026-07-15 / 厚生労働委員会 / 浜地雅一

浜地雅一委員は、がん遺伝子パネル検査について質問を行い、保険適用の拡大を求めました。現在、日本ではこの検査は標準治療終了後にのみ保険適用されており、標準治療前に実施することができないため、患者にとって不利益が生じていると指摘しました。 浜地委員は、がんが遺伝子の変異によって引き起こされることを説明し、特に肺がんにおいては複数の遺伝子変異が関与しているため、従来の単一遺伝子検査では不十分であると述べました。アメリカでは、次世代シークエンサーを用いた網羅的な遺伝子パネル検査が行われており、これによりより高精度な治療が可能になっていますが、日本では高額な検査費用と保険適用の制限が障害となっています。 浜地委員は、標準治療前に遺伝子パネル検査を行うことで、治療にたどり着く患者が増加することを示すデータを提示しました。具体的には、標準治療前に検査を行った場合、治療実施割合が3.5倍に増加し、死亡リスクが38%減少するという結果が得られたと述べました。これにより、早期の治療が患者の生存に寄与することが示されています。 間政府参考人は、浜地委員の意見に対し、がん遺伝子パネル検査の期待と課題を認識しているとし、現在は先進医療Bおよび先進医療Aの形で保険外併用療養として実施されていると説明しました。しかし、治療薬にヒットする割合が一割に満たない現状も指摘し、今後の保険適用については新たなデータや学術的見解を基に議論を進める意向を示しました。 浜地委員は、先進医療Aが終了しないと保険適用の検討が始まらないことに対し、遅すぎるとの意見を述べ、医療政策全体としてがん患者の救済と医療費削減の観点からも早急な対応を求めました。質疑は一問で終了し、浜地委員は感謝の意を表しました。

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