農業の多面的価値・価格形成透明性・消費者教育
田名部匡代君は、農業の生産費が単なるコストにとどまらず、環境保全や防災機能などの価値も含まれると指摘し、消費者にその重要性を理解してもらう必要があると述べました。彼は、生産者側がコストだけでなく、農業の持つ多面的な価値をどう見せていくかを考えるべきだと質問しました。 窪田哲也君は、井村参考人に対し、震災復興に向けた取り組みや消費者の理解の重要性について質問しました。井村参考人は、ファーマーズ&キッズフェスタという食育イベントの成功を挙げ、消費者の行動変容が進んでいると述べました。特に、SDGsの影響で若い世代が有機農業に興味を持ち始めていると感じていると語りました。 坂爪浩史参考人は、米の価格形成についての質問に答え、供給過剰の際の対策として、国庫負担での備蓄増加を提案しました。彼は、価格が落ち着くのは平年作が続けば可能であるとし、消費者のストック行動が影響していると指摘しました。 新山陽子参考人は、コスト指標の作成において、日本とフランスの違いを説明しました。フランスでは生産者がデータを基に価格を提示するが、日本では牛乳メーカーの買取価格が公表されず、交渉が難航したと述べました。 松野明美君は、消費者の理解を得ることの難しさを強調し、コスト指標が適正価格を示しても、消費者が価格に敏感である現状を指摘しました。彼女は、消費者に対する説明の具体的な方法について、参考人に意見を求めました。 全体として、農業の価値を消費者に伝えること、価格形成の透明性、そして消費者の行動変容を促すための教育が重要なテーマとして浮かび上がりました。各参考人は、農業の持つ多面的な価値や、消費者との関係構築の重要性を強調し、今後の政策形成に向けた意見を述べました。
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