緊急事態条項に関する討議

2026-05-21 / 憲法審査会 / 西村智奈美

本日の会議では、日本国憲法に関連する基本法制、特に緊急事態条項についての討議が行われた。古屋会長が議事を開始し、各会派からの発言を受け付ける形式で進められた。 新藤義孝委員は、緊急事態条項のイメージ案について、これは今後の議論の基盤として利用されるものであり、現時点での確定事項ではないと強調した。特に、国会機能の維持と国家機能の確保のために、緊急政令や緊急財政処分の必要性を述べた。彼は、国会が機能不全に陥る可能性を指摘し、その際に内閣が一時的に立法機能を代替することの重要性を訴えた。また、他国の緊急事態条項の発動例を挙げ、日本でもその整備が必要であると主張した。 國重徹委員は、選挙権の重要性を強調し、選挙制度の強靱化が必要であると述べた。彼は、議員任期特例の要件についても議論を深める必要があるとし、特に広範性要件と長期性要件の明確化が重要であると提案した。 阿部圭史委員は、緊急事態条項のイメージ案に対する意見を述べ、特に衆議院議員総選挙の延期や参議院の緊急集会についての明文化を求めた。彼は、選挙困難事態の認定における要件の具体化が必要であるとし、広範性要件と長期性要件の明確化を提案した。 玉木雄一郎委員は、緊急政令や緊急財政処分についての議論が進むことに懸念を示し、過去の合意を尊重する必要があると述べた。彼は、国会機能の維持に関する条文案作成に速やかに着手することを求めた。 和田政宗委員は、緊急事態の対象範囲についての懸念を示し、特に感染症の蔓延を含むことに対して反対の立場を表明した。彼は、憲法においては要件を厳格に記載する必要があると主張した。 全体として、緊急事態条項に関する議論は多岐にわたり、各委員がそれぞれの視点から意見を述べた。今後の議論に向けて、具体的な条文案作成や要件の明確化が求められている。

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