袴田巌再審法・精神的影響・成年後見制度
西村智奈美委員は、袴田巌さんの再審法に関する参考人質疑での袴田ひで子さんの発言を取り上げ、巌さんが長期間の拘置によって心身に深刻な影響を受けていることを強調しました。ひで子さんは、巌さんが拘置所での長い勾留により妄想の世界に閉じ込められ、現在も後遺症に苦しんでいると述べました。西村委員は、法務大臣に対し、この状況をどう受け止めているかを質問しました。 平口国務大臣は、ひで子さんの発言を真摯に受け止めていると答えましたが、西村委員は、過去の対応が法務大臣の気持ちに沿ったものであったか、今後同様のケースが発生した場合の法務省の対応について尋ねました。過去の国会での質疑を引用し、特に袴田巌さんの精神状態が異常であったことを指摘し、適切な治療が行われなかったことを問題視しました。 日笠政府参考人は、過去の答弁を引用し、当時の坂井矯正局長が袴田さんの状況を特異なものと認識していたことを確認しました。西村委員は、法務省が適切な治療を行わなかったことを批判し、医師の鑑定書に基づいて必要な治療が行われるべきだったと主張しました。 平口大臣は、個別の被収容者の処遇についてプライバシーの観点から具体的な答弁を避けつつ、一般的には医師による診察が行われていると述べました。西村委員は、個人情報保護法を盾にした一般論の回答に対し、法務省が反省していないのではないかと懸念を示しました。 さらに、西村委員は成年後見制度についても言及し、袴田さんがこの制度を利用することの重要性を強調しました。平口大臣は、成年後見制度に関する法の精神を尊重する必要があると認めましたが、西村委員はその答弁に満足せず、再度の質疑を希望しました。 最後に、西村委員は、再審法の審議において袴田巌さんの状況を考慮し、法務省が適切な対応を行うよう求めて質疑を締めくくりました。
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