水俣病問題・認定基準改善・健康調査実効性
野間健委員は水俣病に関する質問を石原大臣に行い、特に胎児性水俣病患者の金子雄二さんのケースを取り上げた。金子さんは、介護保険への移行に対して、水俣病が原因で障害を持っているため、特別な配慮を求めているが、石原大臣はこの問題が水俣市の判断に依存していることを強調した。大臣は金子さんの要望を市長に伝えると約束したが、記者会見ではその発言が誤解を招く結果となったことを認めた。 野間委員は、金子さんの求める特例的な対応について、環境省として何らかの検討を行うべきだと訴えた。石原大臣は、厚労省が特例を認めていることを承知しているが、最終的な判断は水俣市にあると再度説明した。 次に、野間委員は公害健康被害補償法に基づく水俣病の認定状況について言及し、現在も多くの被害者が認定を求めている現状を指摘した。彼は、認定基準が昭和52年のものであり、実態と乖離していると批判し、具体的な運用の改善を求めた。石原大臣は、現行の認定基準が最高裁判決で否定されていないと述べ、法の丁寧な運用を続ける意向を示した。 また、野間委員は、国際的な水銀の基準についても言及し、厚労省が基準を引き下げたことに対する矛盾を指摘した。伯野政府参考人は、WHOの基準が信頼できるものであり、改正されていないと説明したが、野間委員は厚労省の対応が不十分であると強く反発した。 最後に、健康調査についての質問があり、野間委員はその目的が不明瞭であると批判した。伯野政府参考人は、健康不安の解消を目的としていると説明したが、野間委員は調査の実効性に疑問を呈し、被害者を外した調査では実態が反映されないと指摘した。 野間委員は、水俣病問題が未解決であることを強調し、根本的な解決を求めて質問を締めくくった。
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