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憲法審査会における緊急事態対応の討論

2026-06-10 / 憲法審査会 / 佐々木雅文

長浜博行会長の主導で憲法審査会が開かれ、参考人として長谷部恭男教授と只野雅人教授が出席し、緊急事態対応に関する意見が聴取された。 長谷部教授は、緊急事態条項のイメージ案について説明し、国会機能の維持に関する提案が必要ないと主張した。彼は、現行憲法のもとで参議院の緊急集会制度が機能することを指摘し、衆議院が解散された際の大規模災害や外国の武力侵攻に対しても、参議院が国会機能を代替できると述べた。特に、衆議院議員の復活を求める提案には異議を唱え、選挙を経ない復活は異常であると強調した。また、五十四条の四十日と三十日の日限について、政府の居座りを防ぐためのものであり、緊急集会の機能に制限を設けるものではないと指摘した。 只野教授は、憲法に緊急事態を規定することの意義とリスクを論じ、特に立憲主義とのバランスを考慮する必要があると述べた。彼は、緊急事態に対する憲法の対応は不備ではなく、現行憲法でも十分に対応可能であるとし、緊急集会の役割を強調した。彼もまた、解散後の選挙実施が困難な場合には、参議院の緊急集会で国会機能を維持することが重要であると述べた。 質疑応答では、自由民主党の古賀友一郎議員が、緊急事態において国会機能を維持するための憲法改正の必要性を提起し、選挙の延期や任期延長の可能性について議論した。彼は、緊急事態の状況に応じて柔軟に対応する必要があると強調し、七十日以内の制限に対して疑問を呈した。 全体として、参考人の意見は、緊急事態における国会機能の維持とそのための制度設計に関する重要な論点を提供し、今後の憲法改正議論に向けた基盤を形成するものであった。

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