需給見通し・流通実態把握・備蓄米運用
農林水産委員会では、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の改正案について質疑が行われた。公明党の高橋光男氏は、令和の米騒動を繰り返さないために、需給見通しの誤差や流通実態把握の遅れを防ぐ必要性を強調し、具体的な運用方法について大臣に質問した。 鈴木憲和大臣は、需給見通しの見直しを行い、最新の情報を反映させることで精度向上を図ると述べた。また、流通実態の把握を強化するため、加工や外食事業者を報告対象に追加し、民間事業者からの在庫や取引数量の定期報告を求める方針を示した。 高橋氏は、法改正の目的として需給の安定を挙げ、生産者が安心して作付けを行える環境を整える必要性を訴えた。山下雄平副大臣は、需給安定を通じて価格の安定化を図ることが重要であり、政府が責任を持って取り組むと回答した。 高橋氏は需要量の把握の重要性を指摘し、用途別の細かな需要見通しの必要性を強調した。山口靖政府参考人は、需給見通しの見直しを進め、流通関係者の意見を反映させる方針を述べた。 また、主食用米の供給量の把握について、高橋氏はデジタル技術を活用した生産量の算定を提案し、現行の調査方法に加え新たな手法を導入することを求めた。深水秀介政府参考人は、AIや衛星データを活用した統計調査の精度向上を目指すと答えた。 流通報告制度について、高橋氏は報告の負担軽減と個別情報の保護の重要性を指摘し、山口靖政府参考人は報告の頻度や内容についての方針を説明した。定期報告で得られた情報は需給見通しに反映し、分かりやすい情報提供に努めるとした。 備蓄米について、高橋氏は需給の安定に向けた運用の重要性を強調し、価格の維持ではなく需給の安定を目的とした運用が必要であると述べた。山本啓介大臣政務官は、米の価格は市場で決まるものであり、需給の安定を通じて価格の安定を図ると説明した。 高橋氏は備蓄米の水準について、百万トンの回復を求め、…
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