燃料価格高騰・農業構造転換・和牛生産
渡辺創委員は、中東情勢の緊迫化に伴う燃料価格の急上昇について質問を行った。特に、総理が発表した燃料油価格定額引下げ措置の後にガソリン価格が急騰したことに対し、政府の受け止めを求めた。赤澤国務大臣は、ガソリン価格の急上昇は卸価格の決定プロセスによるものであり、イラン情勢の影響が反映された結果であると説明した。政府は、ガソリン小売価格を百七十円程度に抑制するための措置を講じる予定であると述べた。 渡辺委員は、農業用のA重油の価格高騰についても言及し、総理に抑制策を尋ねた。高市総理は、A重油についてもガソリンと同額の補助を行い、全国平均でリッター百三十五円程度に抑制する見込みであると答えた。また、政府備蓄の放出に関して、A重油の国内年間消費量は約九百三十万キロリットルで、備蓄から精製可能な量は約四百万キロリットルであると和久田政府参考人が説明した。 農水大臣は、A重油の価格上昇が農林漁業者に与える影響を認識しており、経営への影響を緩和するための補填金制度を継続していると述べた。渡辺委員は、農業構造転換集中対策についても言及し、政府が別枠で国費一・三兆円を確保する方針を確認したが、予算案の規模が小さいことを懸念した。高市総理は、補正予算に依存しない予算編成を進める意向を示し、農業構造転換対策予算の確保に努めると述べた。 最後に、渡辺委員は和牛生産についても触れ、子牛の競りにかかる頭数が減少している現状を指摘し、増頭奨励策の再検討を提案した。鈴木農水大臣は、現時点で強力な増頭奨励策を講じることは需給を乱す可能性があるため、実施する状況にはないと回答した。渡辺委員は質疑を終了した。
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