個人情報保護・団体訴訟制度・子供の権利保護
山崎正恭委員は、生成AIやビッグデータの利活用を国家戦略の中心に据える法案について、個人情報保護の理念を重視する必要性を強調しました。彼は、データが国民の人格や生活に深く関わるものであり、個人情報保護は基本的人権として認識されるべきだと述べました。村上参考人と森参考人に対し、個人情報保護の重要性と技術の進展との両立について質問しました。 村上参考人は、個人のプライバシーと基本的人権の保護が重要であり、技術の発展と国際競争力を両立させる必要があると回答しました。森参考人も、プライバシーは憲法で保障された人権であり、個人情報保護法の改正が進められている中で、利活用の重要性も指摘しました。彼は、分野によって保護と利活用のバランスが異なることを強調しました。 山崎委員は、医療情報の取り扱いにおいて、個人情報が本人の名前付きで流出することの危険性を指摘し、提供側がデータを匿名化する重要性を森参考人に問いました。森参考人は、構造化データの匿名化は比較的容易であり、提供元での匿名化が現実的であると述べました。 次に、団体訴訟制度について質問し、法案から削除されたことのデメリットを指摘しました。森参考人は、団体訴訟が個人情報保護委員会のリソース不足を補う役割を果たす可能性があるとし、ノウハウの蓄積が重要であると述べました。 また、課徴金についても言及し、金額が少額であることや、目的外利用や要配慮個人情報の取得に関する違反が対象から外れていることが法の実効性を損なう懸念を示しました。森参考人は、課徴金の金額は事案の重大性に応じて合理的に判断されるべきであるとし、対象義務の範囲が狭いことに懸念を示しました。 最後に、子供の権利を守るための利用停止請求権に関する例外規定の多さについても質問し、森参考人は、事業者の支障を理由にするのではなく、子供の保護を重視すべきだと述べました。山崎委員は、基本的…
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